DLCコーティングとは,ダイヤモンドと黒鉛との中間的な物性を持つ非晶質の硬質炭素膜を各種基材表面に被せることです。DLC被膜には、高硬度,表面平滑性,生体親和性,赤外線透過性などの特性があります。
弊社ではCVD法により低摩擦係数型被膜を創出します。
項 目 | 内 容 |
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成 膜 方 法 | CVD法 |
硬 度 | 約2200HK |
表 面 粗 さ※1 | Ra:約0.02μm |
摩 擦 係 数 | 0.1~0.2 |
膜 厚 | 約6μm(DLC層約3μm) |
色 調 | 灰色~黒色 |
特 徴 | 弊社DLC膜は優れた平滑性を有する低摩擦被膜であり、摺動時には摩擦対象材の損耗を抑える高耐久被膜となります。 その被膜はドライ環境はもとおり、オイルや水の介在火下でも安定した摺動性を示し、通常の金属部品以外にも薄板物の金属部品やシリコンゴムへも処理実績がございます。 |
DLC(外観/断面写真) |
![]() 外観サンプル ![]() DLC処理したシリコンゴムの 外観サンプル ![]() 断面写真 |
※1 表中の値はRa:約0.02μmの基材に処理後の表面粗さ測定値となります(処理前後で変化なし)。
* 用途、材料等により選定条件が変わってきます。詳しくは、お問い合せください。
* 本データは一例であり、数値等を保証するものではございません。資料掲載の情報は、参考情報となります。
お問い合せ先: | 技術開発センター |
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