製品紹介

新技術・新受託加工業務

新技術一覧

①撥水撥油被膜 / Oil- and water-repellent coating


エンジンオイルの滑落性比較写真

接触角度比較データ
(JISK 6894準拠 液滴径:Φ2mm )
■撥水撥油被膜とは?
撥水撥油被膜とは、弊社の独自技術により、被膜表面に高い撥液性を発現し、液滴を滞留させずに速やかに滑落させることができる被膜です。
■撥水撥油被膜の特徴
撥水撥油被膜は、液滴の滑落性に優れており、水やオイルの固着防止や高温環境下で撥水・撥油性能を維持するなどの特性があります。

②超撥水被膜 / Super-water-repellent coating


通常状態の液滴

撥水被膜上の液滴
■超撥水被膜とは?
超撥水被膜とは、特殊な原材料を用いて、表面に微細構造を形成し、約150°の接触角で水滴を弾くことが可能な被膜です。また、その接触角から、水滴をその場にとどめることなく滑落させることも可能です。
■超撥水被膜の特徴
超撥水被膜は、基材の表面に高度な撥水性を付与します。
低温で処理が可能なため、様々な基材に処理を行うことが可能です。

③発熱被膜 / Heat generation film


発熱被膜と
発熱被膜の熱画像(サーモグラフィ画像)

発熱被膜の断面図
■発熱被膜とは?
発熱被膜とは、被膜に電流を流すことで、被膜面全体を発熱させることができる被膜です。
■発熱被膜の特徴
発熱被膜は、低電圧でも発熱効果があります。
弊社では、フィルム・紙等にも塗布処理可能な柔軟性に優れたグレードもございます。

発熱被膜の柔軟性

④放熱被膜 / Heat-releasing film


放熱被膜 外観見本

Alブロックの表面の温度変化測定
(雰囲気温度を80℃から40℃に変化)
■放熱被膜とは?
放熱被膜とは、基材表面に優れた熱放射特性を付与できる被膜です。
■放熱被膜の特徴
放熱被膜は、一般的に放熱性が高いと言われる黒アルマイトよりも高い放熱性があり、スプレーコーティングにより複雑な形状にも塗布対応できます。
また、放熱被膜は電子機器や自動車部品、照明器具等の熱を下げたい箇所以外にも、暖房機器など熱を効率よく上げたい箇所にも利用できます。

⑤レンズ用反射防止膜(墨塗り塗装) / Matte coating for lens


外観サンプル
(レンズ外周部塗布)

外観サンプル
(スライドガラス表面塗布)
■レンズ用反射防止膜とは?
レンズ用反射防止膜はレンズ外周部に黒色艶消しコーティング剤を塗布することにより、光を透過させた際にレンズ内面における光の乱反射を抑制するための被膜です。
レンズ用反射防止膜は、REACHやROHS等の厳しい環境規制に対応しております。
■ レンズ用反射防止膜の特徴
レンズの外周部に筆やハケ、スポンジ等でコーティング処理ができます。
低温焼成にて焼き付きが可能となり、常温でも時間をかけることでコーティング加工ができます。
使用用途:光学/車載/監視カメラやプロジェクター等に使用されるレンズ外周部
対応材質:ガラス、ポリカーボネート(PC)等の樹脂

⑥電磁波シールド膜 / Electromagnetic shielding film


外観サンプル

電磁波シールド膜の特性(電界)
■電磁波シールド膜とは?
電磁波シールド膜とはコーティング加工した被膜が電磁波を遮断することができる被膜です。
この被膜は様々な形状でもコーティング加工でき、高い電磁波シールド性能を付与することができます。
■電磁波シールド膜の特徴
電磁波シールド膜はシート等を接着させるタイプのものではなく直接コーティングすることにより平面ではない複雑な形状にも加工でき、高い密着性を持ちます。また、フィルム・紙等にも塗布処理可能な柔軟性に優れたグレードもあります。

⑦非粘着性被膜 / Non-cohesive film


非粘着性被膜の外観

非粘着性被膜の効果
■非粘着性被膜とは?
非粘着性被膜とはコーティング剤の中に表面エネルギーの低い物質を配合した被膜が粘着性のある物質(テープのり等)の付着を防止します。
■非粘着性被膜の特徴
非粘着性被膜は焼成温度が80℃と比較的低温となるため、金属だけでなく一部の樹脂にもコーティング加工が可能です。
紙との耐摩耗性にも優れており、黒色(艶消し調)の外観で光の反射を防止するタイプもございます。
※ゴム基材への非粘着性被膜としては当社のFN、FSシリーズを推奨させて頂きます。

⑧ガスバリア被膜 (ガスシールド被膜) / Gas barrier / Gas shield film


ガスバリア被膜の外観

ガスバリア被膜の効果
■ガスバリア被膜とは?
ガスバリア被膜とはコーティングすることにより水素や酸素などの気体を
透過しづらくし基材の劣化を抑制する被膜です。
■ガス透過防止膜の対応材質と使用目的/使用用途
対応材質:金属、樹脂、ゴムなど様々な素材にコーティング加工可能
主な使用目的:基材の腐食や酸化劣化に対する保護膜効果、
ガス抜けの抑制等
主な使用用途:樹脂材やO-リングへの保護膜等

ガスバリア被膜の柔軟性

新受託加工業務

①アルマイト処理 / Anodizing or Anodic oxide coating


アルマイト処理 サンプル例

アルマイト処理被膜 断面図
■アルマイト処理とは?
アルマイトとは、陽極酸化法によりアルミニウム表面に装飾性・耐久性・耐蝕性を付与する表面処理方法です。
■アルマイト処理の特徴
アルマイト処理には、耐蝕性の向上、表面硬度の上昇、表面絶縁性等の特性があります。
また、アルマイト層は染色することができ、素材によっては装飾性のある外観となります。

*DRILUBE (THAILAND)で受託加工致します。

②静電植毛 / Electrostatic flocking


静電植毛 断面画像

静電植毛 断面図
■静電植毛とは?
静電植毛とは、微細な短繊維(パイル)を電界により基材表面に垂直に植えつける加工方法です。
■静電植毛の特徴
静電植毛には、 遮光、滑り止め、消音、意匠性、断熱、ビビリ音防止、湿気防止、ビロード調外観などの特性があります。

*DRILUBE (THAILAND)で受託加工致します。

③艶消し電着コーティング/ Matte electrodeposition coating


艶消し電着コーティング  外観写真

艶消し電着コーティング サンプル部品
■艶消し電着コーティングとは?
艶消し電着コーティングとは、電極と被塗物にそれぞれ違う極性の印加電圧を負荷して、その間に塗料を満たした状態で直流電流を流し表面を黒色艶消しコーティングする方法で、弊社のは複合高分子エマルションからなる艶消し被膜となります。
■艶消し電着コーティングの特徴
艶消し電着コーティングには、耐候性に優れた艶消し被膜を形成し、複雑な形状へもコーティングが可能である。
また、塗装前の下地処理として使用することができるなどの特性があります。

対応可能材質:鉄系、SUS系、アルミ系、真鍮・リン青銅系等
*DRILUBE (THAILAND)で受託加工致します。

④黒染め / Black Oxide coating・Blackening


黒染め後の表面写真

黒染めサンプル画像
■黒染めとは?
黒染めとは、加工方法です。高温の処理液に浸漬することにより鉄等の金属表面に緻密な黒色の酸化被膜を形成させることで、耐蝕性を向上させる表面処理です。
■黒染めの特徴
黒染めには、耐蝕性の向上、外観の意匠性(素材により変化)などの特性があります。

⑤塩浴軟窒化処理 / Salt-bath nitrocarburizing


塩浴軟窒化層の断面画像

耐蝕性の比較結果
(塩水噴霧試験結果 素材:C45)
■塩浴軟窒化法とは?
塩浴軟窒化法とは、窒素と炭素を含有する塩浴を用いて基材表面に窒化層を形成する処理方法です。
■塩浴軟窒化層の特徴
塩浴軟窒化層には、耐摩耗性、耐焼付け性、耐熱性、耐蝕性などの特性があります。
塩浴軟窒化の処理温度は、約500~600℃と他の熱処理に比べて比較的低温であり、処理による変形を少なく抑えることができます。

*処理対応可能材:鉄鋼

*中山市三民金属処理有限公司と昆山三民塗類電子材料技術有限公司で受託加工致します。

⑥浸炭窒化処理 / Carbonitriding


浸炭窒化処理後の表面写真

浸炭窒化サンプル部品
■浸炭窒化処理とは?
浸炭窒化処理とは、浸炭層に少量の窒素を含有させ、表面の耐摩耗性と耐食性を向上させる熱処理です。
■浸炭窒化層の特徴
耐疲労強度・耐摩耗性・弾性限界値の向上 等
また、処理温度が低い為、素材の変形量を少なく抑えることができます。

*処理対応可能材:鉄鋼(一部)

*中山市三民金属処理有限公司と昆山三民塗類電子材料技術有限公司で受託加工致します。

⑦磁気焼鈍 / Magnetic annealing


磁気焼鈍前(×1000)

磁気焼鈍後(×1000)
■磁気焼鈍とは?
磁気焼鈍とは、鉄磁気性材料に対して、材料の結晶粒度を拡大させ、磁束密度、磁気保持力を低減させることを目的とする熱処理です。
■磁気焼鈍の特徴
磁気焼鈍の特徴 : 磁気特性の改善 / 磁束密度の改善 等
主な用途としては、軟磁気性鉄心等に使用されます。

*処理対応可能材:鉄鋼(一部、主に純鉄)

*中山市三民金属処理有限公司と昆山三民塗類電子材料技術有限公司で受託加工致します。

⑧焼入れ・焼戻し / Quenching・Tempering


焼入れ焼き戻し後の表面写真

焼入れ 焼き戻しサンプル部品
■焼入れ処理とは?
焼入れ処理とは、金属を高温状態から急冷させることにより材料を硬くさせ、耐摩耗性や引張強度、疲労強度を向上させる熱処理です。
■焼入れ処理の特徴
(焼入れ)硬度上昇 / 耐摩耗性・引張強度・疲労強度の向上 等
■焼戻し処理とは?
焼戻し処理とは、焼入れ後再度加熱し、金属内の残留応力を軽減し、金属組織に靱性を持たせる熱処理です。
■焼戻し処理の特徴
(焼戻し)金属組織の安定化 / 残留応力低減 / 靱性の向上 等

*処理対応可能材:鉄鋼(一部)

*中山市三民金属処理有限公司と昆山三民塗類電子材料技術有限公司で受託加工致します。

⑨外観塗装 / APPEARANCE COATING


外観塗装

外観塗装
■外観塗装とは?
様々な色のコーティング剤を対象物に塗布することにより、外観を美しくします。
ただ、外観を美しく見せるだけでなく密着性や耐蝕性を向上することで保護膜としても機能します。
■外観塗装の特徴
様々な材質やある程度の複雑な形状に対してコーティング加工することができます。
金属や樹脂だけでなくゴムにもコーティング加工でき、対候性や耐蝕性、耐汗性等の付加価値を付けることができます。

*主に長野ドライルーブ株式会社にて受託加工致します。

* 用途、材料等により選定条件が変わってきます。詳しくは、お問い合せください。
* 本データは一例であり、数値等を保証するものではございません。資料掲載の情報は、参考情報となります。

お問い合せ先

お問い合せ先: 群馬事業部
電話番号: 0276-31-9611(代)
FAX: 0276-31-9592
お問い合せ先: 愛知事業部
電話番号: 0568-82-8191(代)
FAX: 0568-82-8866
お問い合せ先: 技術開発センター
電話番号: 046-281-3811(代)
FAX: 046-281-3823

お問い合せフォーム

このページの先頭へ