株主・投資家の皆様へ

飯野 光彦

代表取締役

飯野 光彦

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

 当社第63期(2024年7月1日~2025年6月30日)の年次報告書をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。

当中間連結会計期間(2024年7月1日~2025年6月30日)における当社グループを取り巻く事業環境は、自動車の認証不正問題による生産・出荷停止の解消と新規採用により受注が増加しました。また高級デジタルカメラ市場の好調もあり、自動車部品及び光学部品の生産が回復した年度でありました。

この結果、当連結会計年度の当社グループ業績は、売上高は5,194百万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は780百万円(前年同期比19.2%増)、経常利益は976百万円(前年同期比21.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は702百万円(前年同期比13.9%増)となりました。

      

当連結会計年度は、物価高騰の影響で原材料費・物流費用・人件費などのすべての原価要素が増加しましたが、設備投資により生産効率を上げて、間接労務費と販売管理費をコントロールしたため、営業利益は売上収益の増加率よりも伸ばすことが出来ました。そして経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益の増加につきましては、この期間の為替差損益が悪化(前年同期比29百万円減)したものの、持分法投資損益の増加(前年同期比74百万円増)などの影響を受けております。

当社グループは、エネルギー・ロス削減や耐久寿命向上を担う多機能コーティング被膜「ドライルーブ」の開発・生産により、安全で豊かな生活を支えることを「当社の使命」としております。国内外の経済情勢から予断を許さない経営環境が続きますが、将来に向けた新技術の研究開発および国内外での受注獲得と生産効率の改善に努め、当社グループの企業価値向上に尽力いたします。

株主の皆さまには、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2025年9月