株主・投資家の皆様へ

飯野 光彦

代表取締役

飯野 光彦

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

当社第59期(2020年7月1日~2021年6月30日)のご報告するにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。

当連結会計年度(2020年7月1日~2021年6月30日)における世界経済は、米国では、経済正常化の進展により、4~6月期はコロナ前の水準を超えると見込まれています。欧州では、感染減少により各国はロックダウンの緩和を始めており、4~6月期は持ち直す見込みです。また中国ではコロナ禍からの回復が進む中で成長が鈍化し、4~6月期も穏やかなペースとなる見込みです。

日本経済の実質GDPは、緊急事態宣言が続いた4~6月期も足踏みが続く見通しです。新たな感染の波への警戒は残りますが、景気は今後上向くものと期待されます。鉱工業生産は、設備投資の回復や半導体需要を背景に、生産用機械、電子デバイスが大きく増加して、4月にコロナ前の水準を回復しました。この様な状況の下、6月の経済の基調判断は「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」に据え置かれました。

この間の当社グループを取り巻く事業環境は、国内では自動車が半導体不足による減産を受けて売上高が足踏み状態、輸出でも自動車は1~3月期から頭打ちとなりました。この環境下において、当社グループの主要販売先である自動車機器業界からの受託額は増加、光学機器業界は減少、電気・電子部品業界は増加となりました。

この結果、当連結会計年度の当社グループ業績につきましては、売上高は6,377百万円(前連結会計年度比13.0%増)、営業利益は452百万円(前連結会計年度比120.8%増)、経常利益は733百万円(前連結会計年度比113.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は452百万円(前連結会計年度比73.0%増)となりました。営業利益につきましては、当該期間の売上高の増加と製造費用の減少のため前連結会計年度比増益、そして経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、この期間の為替差損益(前連結会計年度比22百万円増)及び持分法による投資利益(同87百万円増)の増加などが増益要因となっております。

当社グループは、エネルギー・ロス削減や耐久寿命向上を担う多機能コーティング被膜「ドライルーブ」の開発・生産により、安全で豊かな生活を支えることを「当社の使命」としております。国内外の経済情勢から予断を許さない経営環境が続きますが、将来に向けた新技術の研究開発および国内外での受注獲得と生産効率の改善に努め、当社グループの企業価値向上に尽力いたします。

株主の皆さまには、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2021年9月