株主・投資家の皆様へ

代表取締役

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社第63期(2024年7月1日~2025年6月30日)の中間報告書をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
当中間連結会計期間(2024年7月1日~2024年12月31日)における当社グループを取り巻く事業環境は、自動車の認証不正問題発覚による生産・出荷停止の影響が解消し、新規受注を獲得することも出来ました。また高級デジタルカメラ市場の好調もあり、自動車部品および光学部品の生産が回復しました。
この結果、当中間連結会計期間の当社グループ業績につきましては、売上高は2,566百万円(前年同中間期比9.0%増)、営業利益は421百万円(前年同中間期比12.3%増)、経常利益は518百万円(前年同中間期比24.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は358百万円(前年同中間期比13.6%増)となりました。
売上高は、2023年末の自動車認証不正発覚前の水準以上に回復しました。営業利益につきましても、直接労務費や電力費・消耗品費等の製造費用の上昇を売上高の増加で吸収して、前年同中間期比増益となりました。また経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益につきましては、この期間の為替差損益が悪化したものの持分法による投資利益が増加したため、前年同中間期比増益となっております。
当社グループは、エネルギー・ロス削減や耐久寿命向上を担う多機能コーティング被膜「ドライルーブ」の開発・生産により、安全で豊かな生活を支えることを「当社の使命」としております。国内外の経済情勢から予断を許さない経営環境が続きますが、将来に向けた新技術の研究開発および国内外での受注獲得と生産効率の改善に努め、当社グループの企業価値向上に尽力いたします。
株主の皆さまには、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年3月